MENU

カルチャーショック

中国人の方からお申込みを受付しました。

サービスをご利用されたい住所の工事予約がずっと埋まっていたので、増枠されるまで少しお待ちいただいておりました。
すぐにでも使いたいというお話だったので、本当に申し訳ないです。
お客様に事情を説明すると、多少の渋い声は出されましたが、無理を押し通すこともなく理解してくれました。
ありがたいことです。

ただ、本当に困っているんでしょうね、毎日連絡があります。
「ココル様、キャンセルは出ていませんか?」と。

そのたびに予約状況を確認するんですが、いつも満枠。
一応、お申込み時点での最短枠は予約しているんですが、その通りに行くと1か月以上後になってしまうんですよね。
なので、毎日でも確認したいというお客様の心情は理解できます。
ですが、私も毎日予約状況を見ているので、毎日の連絡は不毛なんです。

そうは思ってもお客様に「かけてこないでください」なんて、もちろん言えません。
やんわりと「私も毎日確認しております。空きが出ましたらこちらから連絡いたしますよ」とお話しているんですが、毎日、「キャンセル出ていませんか?」と電話をかけ続けてくるお客様。

そんなとき、ようやくキャンセルが出ました。
すかさずお客様に「空きました!」と伝えると、物凄い勢いで「ありがとございます!」と感謝されました。

本当に良かったです。
2週間続いたこのお客様とも、これで応対終了です。

一件落着しようとしましたが、工事枠が空いたのがよっぽど嬉しかったのか、お客様は弾む声で引き止めてきました。
注文内容から外れる質問でもないためそのまま回答を続け。
最後にはようやく納得してくれ、また「ありがとございます!」と大声で感謝してくれます。
嬉しくなりますね。
良い仕事した、と思いながら電話を切ろうとしたんですが、ここから異文化を実感しました。

お客様は、とっても日本語が上手な中国人男性でした。

「あ、待って待って、まだ話があります」
「どうなさいましたか?」
「貴方、とっても親切にしてくれて嬉しかったから。
 2月18日にね、職場で飲み会があるんだけど、貴方こない?」

思わず絶句してしまいました。

いくら親切とは言っても、私にとっては業務の範囲です。
評価して頂いたのは嬉しいんですが、お客様と外で顔を合わせることには抵抗があります。
こういう経験は初めてなので、お断りの仕方も分からないし、もしくは受けてもいいのかどうかも分かりません。
個人的には引き籠り体質なのでお断りしたいです。

そのお客様は片言の日本語で、本人の気質もあってか最初から距離感がとても近い方でした。
私も話をしていて楽しいと感じていましたが、プライベートで会うとなれば話は別です。
そもそもそれはコンプライアンス違反になるのではないでしょうか。正確には分かりません。

ただ、断り方が分かりません。
まさかこんなことを上司に相談するわけにもいかず、とりあえず自分のスケジュールを確認してみました。
2月18日は勤務日でした。

「お誘いはとてもうれしいのですが、その日は私、勤務日です。申し訳ありません」
「そっかー、残念です。18日は中国のお正月なのです。貴方来てくれたらとっても嬉しいと思って」
「ありがとうございます」

お気持ちは本当に嬉しいのですが、お断りすべきでしょう。

お客様はまだ何か考えてるような雰囲気です。
このまま黙っていたら「仕事が終わってからの参加でいいよ」と誘われるかもしれない、と焦りました。
何とか別の話題を探します。

「2月18日は中国のお正月なんですね~。私にも、中国に良く行く友人がいます。そういえば、聞いたことがあるような気がします」
「あ、そうなんですか」
「ええ。楽しんで来てください」
「あ、はい。そっか~。はい、こちらこそ。今までありがとうでした」
「いえいえ、こちらこそ。また何かございましたらよろしくお願いします。では、失礼します」

何とか穏便に終わりました。
きっと日本人男性だったら、プライベートに誘うということはないと思います。
こういうところは文化の違いなのかな、と思いました。

ちなみに私には中国に良く行く友人が本当にいます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次